秘密の共有は心の距離を縮める話
秘密だぞ、これはお前にしか言ってねーぞ
って言われたらなんかこの人から俺は信頼されてるんじゃねーか?って思っちゃうよね。
もっというと、
好意を持たれてるから秘密を打ち明けてきたんだ
って考えてしまう。
ググったら「認知的不協和」って心理学では言われるらしい。
自分の認識と現実にギャップがあるとき、そのギャップをマイルドにするために理由づけをしてしまう
ということらしく。
イソップ童話の酸っぱい葡萄の話はまさにこれで、
葡萄が欲しいけど手の届かないキツネさんは、
「どーせあの葡萄はすっぺーから食えなくたっていいもん!」
(キツネなんだからウサギでも狩ってろとか言っちゃダメ。)
とまぁ人間というものはなにかと自分に都合の良いように理由をつけたがる生き物なわけですね。
ということで、秘密を共有した時点で心の距離は一歩近づいております。
更にもう一歩、踏み込んでみましょう。
「返報性の原理」です。
要するにお返し精神ですね。
こっそり秘密を打ち明けてくれた相手には、
「いや実は俺もさー」
って切り返しちゃいがちでしょう。
そーするとお互い秘密を共有しているわけで、歩み寄りまくりですよ。暴露大会の始まり始まり。
秘密ごとじゃなくても、
この前手伝ってくれたから手伝ってあげるよ
この前いただいた何々のお礼にこれを
みたいな。
まぁ普段から全部意識した言動をする事も難しいけど、対人関係構築のちょっとした潤滑油にはなるでしょう。
自分の場合、特にお客様との関係構築がメインとなるお仕事なので。
でも一番大切なのは、人を好きになる事だと思います。
いかにその人自身を見つめることができるか。
人を好きになることができる人の周りは、いつも笑顔な人で溢れてるんだと思います。