「マネージャー、降りたいです」
これはつい先日の話。
かなり歳上だけど、物流関係のマネージャーを任されているおじさんが、マネージャーを降りたいと。
この春にマネージャー就任してから、わずか半年。
曰く、「労働時間が伸びたのに管理職になって残業代がつかなくなって、これじゃ割に合わない」と。
なるほど。その気持ちはわかる。
そこで、実際の彼の仕事内容をヒアリングしてみたら、マネージャー昇格前からの現場作業が9割で、新たに請け負ったマネジメント的仕事はその後にどうにかこなしている状態。
そりゃ割に合わないわなと。
というより、業務内容の見直しを入れなかった組織の闇を感じたね。
本人も流されるままでやって来ちゃったのも原因だな。
という事で、レッツ業務改善!
- まずは今の業務を棚卸して現状把握
- 現場作業にまつわる拘束される業務は課員へ割り振り
- マネジメント業務の内容を把握、目標設定をして取り掛かる
段取りとしてはこの辺ですかね。
徐々にマネジメント業務へ移行していかないと、いつまでも作業員Aさんになってしまう。
細々とした調整はたくさんあるけど、まずは軸足を固定できないとブレまくる未来しか見えんからね。
コツはしっかりと図に書く事。
時間軸と実務のバランスを保てないと、力を入れるべきところに力が入れられない状態になってしまう。
そして「鳥の目」で俯瞰する力を養うこと。
ストラテジーゲームをやっている目線と言ったらわかりやすいかしら。
そして何よりも本人がマネジメント業務の質を高めていく、視座を高めていくように意識しないと何にもならないので、そこはしっかりと説明。
という事で、今回は働き方と仕事内容を早急に見直していく方向で本人も腹落ちしたようなので。
また経過観察していきたいと思います。